DER GRÜFFERLO Alex Scheffler Julia Donaldson Macmillan Children’s Books


 

作者はスコットランドの方のようなのですが、こちらドイツでも大人気の作品。とても、とても人気があります。同作者の本も含め、何度も何度も子供達は読んでいるのですが、本日は、こちらを基にした人形劇を見に行きました。

Theaterzelt an der Bockenheimer Warte

人形劇の公演は、何とテントの中。チケットを買って中に入ると、土の地面に長いすが置いてあって前面上方に人形劇の舞台があります。ポップコーンが売っていたり、それはなんと言うか、サーカスの趣。大人も子供も8ユーロというのは、かなり高いと思ったのですが、子供がこういうものをとても好きなので見に行ったところ、観劇スタイルがとても印象的でした。

日本でも、子供向きのお芝居はそうなのかもしれませんが、兎に角子供が自由に反応ができるし、舞台とかに話しかけたら、人形遣いの方も、それに上手く答えてくれるし、子供達はどんどん盛り上がります。大声で登場人物に「ちがうよー、グルッフェローは本当にいるってばー」って声はりあげて登場人物にはりあげたり、大喜び。とてもよい雰囲気だなと、関心してしまいました。自分の子供時代に、こんな風にのびのび盛り上がって劇を見たことはなかったな、とちょっと思ってしまいました。なんといっても一緒に見に行った自分の子供の振る舞いにもびっくり。(とても真剣に叫んだり応答したりしている!)見に行ってよかったなと思いました。

それにしても、ドイツの子供の間でよく聞く言葉、「Angsthase!」が、劇場の掛け声でも響きわたりました。そのままの字面を読むと、心配性のウサギ、転じて「臆病者!」という感じなのでしょうか。こちらで生活していると、子供達の間でよくこの言葉を聞くのですが、ドイツの子育てで、なんとも印象てきなこと。公園でもなんでも、兎に角ちょっと難しめのことでもどんどん挑戦させること。心配してやめさせたりすると、親のほうが「Angsthase!」って言われてしまうことまで。そんな子育ての環境も、色々過剰に心配しないで子供の勇気を養う意味で悪くないよな、と思ったことでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です