「達人」の英語学習法 データが語る効果的な外国語習得法とは 竹内理 草思社

平行して読んでいた本、本日三冊同日に読了しました。こちらも英語の学習法に関しての本です。
自分の学習のガイドラインは、この一つ前にアップした本にするつもりですが、こちらの本でも幾つか面白かった箇所、参考になった箇所がありました。

面白かった箇所、参考になった箇所
ー自分の認知スタイルを理解して、語学学習に生かす。
(これは自分の実感して、聴覚が得意分野とか、視覚的に学ぶほうが頭に入りやすい、とか色々スタイルがあるはずだと思っていたので、実際に書かれたものを見て、納得感がありました。自分の学びやすいスタイルを学習法に取り入れていいのだという開放感につながりました。-私の場合は、学校で学ぶような文法から入るスタイルはどうしても上手くいかない為。)

ーメタ認知の重要性
「学習計画の策定や進捗上の確認に関わる学習指針」の重要性。
 (今まで語学学習をするにあたって、愚かなことに戦略性をあまり重視していなかったのですが、ここが語学の学習でもっとも重要だということがよく理解できました。目的もはっきり具体的に策定するのが大事ですね。当面の語学学習の目標もこの本を読了後に改めて確認いたしました。)

ー音読、リスニング
音読のバリエーションや、シャドーイング等の技術的なことを学ぶことができました。

ーリーディングの勉強過程
勉強過程によって、必要な勉強方法が変わっていくのが理解できたのも、この本で学んだことの一つです。精読、多読等の必要性、またそれぞれを利用する時期等を学ぶことができました。

ー上手く会話を続けるための方法、学習においての人間関係の構築のしかた
つなぎ言葉や、普段の蓄積方法、また、最終的にコミュニケーションのチャンネルを開き続けるために、結局はコミュニケーションが大切になるということ。(「質問ばかり浴びせかけるような独りよがりの会話や、英会話の練習台、あるいは英語圏についての情報提供者としてしか相手をとらえない市井は、本当のコミュニケーションとは」言えない。だからこそ、言語学習においても、信頼関係を構築した人間関係の構築が重要。最終的には、語学学習の為の語学学習ではなく、結果的にそれを手段として自分がどのような生活を語学を利用して送りたいということが大切だということ。なんとなく日々の生活の中で感じていたことでしたので、とても共感しました。)

まあ、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、実際の語学の達人たちのコメントと、データと共にわかりやすく説明してあり、色々腑に落ちました。最後の、「Aさんのとある一日」として、一日にどのように英語学習を組み込んでいけるかという例が表示してあって、それも参考になりました。

とはいえ、語学の学習方法ばかり勉強しても語学は上達しないので、暫く語学学習本はお休みして、実際の語学の勉強を進めていこうと思います、