図解 ミスが少ない人は必ずやっている[書類・手帳・ノート]の整理術 小西七重、池田秀之 サンクチュアリ出版

 この本大好き、笑。イラストと、内容のまとめ方のデザインに拠るところが大きい。整理術の本だけだって、入っている情報はとてもわかりやすく、しかも懇切丁寧にまとめてある。何でこんなにわかりやすいんだろう。

 既知の基本動作ばかり、と思う人もいるかもしれないけれど、意外にその内容を噛み砕いて考えることはないし、逆に、なんとなくもやもやっと出来上がったオフィススタイルを、細部まで自覚的に行えるようになるには、非常に良い本だと思う。新人の人は、とりあえず、そのまま全部真似すればいいんじゃないか?

 「書類」「手帳」「ノート」の整理術の3部門に分かれているけれど、基本的に「書類」「手帳」の整理術はある程度自分のやり方を確立している部分もあるので良いところ取りをするとして、個人的には、「ノート」の整理術の部分がとても好きであった。
 
 ノートをつけ続けることに意義があるのか不安になって書き続けるのをやめた時期があったので、あーこのノート術を読んでいたら、当時の自分が、いかにノートをとり続けることが大切か理解できたかもしれないな、、、と思いながら読了。

 書き続けることによって、論理的にもアイディアも仕事術も怖いぐらいにどんどん展開していくことができること、それをずっと続けたらすごい蓄積になっていただろうということが、今となっては、ひしひしと、嫌と言うほどわかるので、もし若い人がこの本を読んだとしたら、是非騙されたと思って、このノート術を使って欲しいなと思う。

 ノートは2冊で、とかハイテク機会に頼り過ぎない、とか一般の整理術にありがちな、分類しすぎてわけがわからなくなるような愚かな感じではなく、合理的で、眺めているとモチベーションが(私の場合は、見ていると楽しくなってきて)揚がるので、これからもたまに手にとっって眺めてみようと思いました。
 

NLPで最高の能力が目覚める コーチングハンドブック 知識と経験を最大化するセンスの磨き方 山崎啓文 日本能率協会マネジメントセンター

良書。日頃抱えている私個人の問題(人生の重要な段階で同じ失敗を何度も繰り返す。頭で理解してもそれを変更することができない。)の要因を、クリアに理解することが出来、すっきりした本。

コーチングをする人になりたい訳ではないので、そのあたりの技術に関しては、さっと読見進めていますが、自分の能力を発揮していくやり方に関しては、極めて分かりやすく、本当の意味で理解できるように、何度も何度も言葉や例を費やして記載しているので、腑に落ちました。この知識が必要な人には、非常に良い本だと思いました。