この本大好き、笑。イラストと、内容のまとめ方のデザインに拠るところが大きい。整理術の本だけだって、入っている情報はとてもわかりやすく、しかも懇切丁寧にまとめてある。何でこんなにわかりやすいんだろう。
既知の基本動作ばかり、と思う人もいるかもしれないけれど、意外にその内容を噛み砕いて考えることはないし、逆に、なんとなくもやもやっと出来上がったオフィススタイルを、細部まで自覚的に行えるようになるには、非常に良い本だと思う。新人の人は、とりあえず、そのまま全部真似すればいいんじゃないか?
「書類」「手帳」「ノート」の整理術の3部門に分かれているけれど、基本的に「書類」「手帳」の整理術はある程度自分のやり方を確立している部分もあるので良いところ取りをするとして、個人的には、「ノート」の整理術の部分がとても好きであった。
ノートをつけ続けることに意義があるのか不安になって書き続けるのをやめた時期があったので、あーこのノート術を読んでいたら、当時の自分が、いかにノートをとり続けることが大切か理解できたかもしれないな、、、と思いながら読了。
書き続けることによって、論理的にもアイディアも仕事術も怖いぐらいにどんどん展開していくことができること、それをずっと続けたらすごい蓄積になっていただろうということが、今となっては、ひしひしと、嫌と言うほどわかるので、もし若い人がこの本を読んだとしたら、是非騙されたと思って、このノート術を使って欲しいなと思う。
ノートは2冊で、とかハイテク機会に頼り過ぎない、とか一般の整理術にありがちな、分類しすぎてわけがわからなくなるような愚かな感じではなく、合理的で、眺めているとモチベーションが(私の場合は、見ていると楽しくなってきて)揚がるので、これからもたまに手にとっって眺めてみようと思いました。