ゼロから学べるブログ運営×集客×マネタイズ 人気ブロガー養成講座 菅家 伸(かん吉) ソーテック社

アマゾンのレビューを読んで、この本への自分の感想との違いにびっくりしました。皆さんブログにお詳しい、そして厳しい。と思いました。こちらのブログを始めるにあたって購入した本なのですが、大体の基本になることを網羅していて、情報も入っていて、著者の方はとてもサービス精神がある方なんだな、良い本だなと思ったのですが。アマゾンレビューでは、インターネットで調べればわかることばかり、とか、初心者向け、ということが記載されていて、自分があまりにも初心者なので、驚いてしまいました。

でも、ばらばらにある情報を全部集めて、必要なことを全て網羅して提示する、というのはなかなか難しいことではないですか?
ということで、こちらで記載していることをどんどん試してゆけば、まずは基本的なことに関して穴はないだろうと思えるのような、安心感のある本でした。

もう、ブログは始めながら、段々自分の理想の形にしていくしかない。倣うより慣れよという感じで、兎に角どんどん始めようと思ったので、こちらの本で拝見したことを少しずつ試して、ブログの体裁を整えていこうと思いました。良かったです。

子どもと生きる・あまえ子育てのすすめ 澤田 敬 童話館出版

いかに自分が、子育てにおいて硬直しているかわかる本でした。
いつもピリピリイライラしてしまって、どうしてだろう思うのだが、義務的にやらなければならないことばかりに目がいって、頭で考えるばかりで、人間として大切なことを見失っていたなと、気がつかされました。

現代が急がしすぎるのか、自分の子育て経験値が少なすぎるのか、もしくはいずれもなのだと思いますが、お稽古事や、他者との比較、出来る出来ないではなく、人間として何が必要なのか。愛とはどういうことなのか、ということを改めて考えました。こういうことってとても現代的な問題のような気もします。勉強ばかりして、人より何かができることを重視されたりして、生活のことや、人間性というものがおざなりにされていないか、とドキッとしてしまします。大人になってから外国に住んで、人間としてのキャパが小さすぎること、子どものことも含めて生活経験があまりにすくなすぎることに、悩まされているのですが、親がどっしりと構えて、子どもと過ごすこと、ぎゅっと抱きしめてあげること、そのことが大切なのですね。今まで本当に何を見て生きてきたんだろう。

ミーナの行進 小川 洋子 中公文庫

私自身のとても私的な部分に関わるところで、読みながら衝撃が走った作品。
両親や祖父母、そして私自身も一時期住んでいた神戸の古き良き世界が、(実際に目にはしていないのに、語り継がれていた世界)そのまま目の前に拡がっていて本当に驚いた。その上に、清涼飲料水の工場が出てきた時点で、父がやはり清涼飲料水の会社に関わっていたため、これは、私達のことを書いたのか、と思ってしまうほど、プライベートにリンクした作品。

物語の雰囲気は、なんとなく死や破壊に向って進んでいるように見えるのに、最後にその物語に閉じ込められた世界から急に現実に飛翔するくだりで明るい希望を見出した作品。

使いきる。有元葉子の整理術 衣・食・住・体・頭 有元葉子 講談社

表紙の写真が好きで、何となく気に入っている本です。
日本の実家の母が、機会があるとこの手の本を送付してくれるのですが、有元葉子さんの本を見ると、ほんと、いつも心の中で「(きちんと生活できなくて)ごめんなさい」とつぶやいています。ただ、「こんなの実生活で、小さい子どもがいたら出来ないよ。」と思うのではなく、「こういう風に生活したいな」と前向きに思えます。良い刺激になるし、体裁も雑誌みたいで内容も軽いものだし、写真も好きなものなので、たまに見て、モチベーションをあげています、笑。まあ、自分自身で購入するかはわかりません。

私自身は決して若くない時分で結婚して子育てを始めたのですが、自分の生活力のなさに愕然としていて、いったい今まで何をしてきたのだろうと思っているので、有元葉子さんのこの美しい生活と、それを貫く精神力の強さに、あとお料理にこめる、日々の生活にこめる心に、自分もそうありたいな、と思います。

こういう生活のことが好きになれ、それが職業になるなんて、本当に生活と職業世界が分離しないし、生活のことは、どこにいても、何をしててもついてくるわけですし、自己矛盾なく生きていくことができて、単純に、またうらやましい。

スタジオとかお持ちですし、家もいくつかお持ちでいらっしゃるようですので、理想のスペースを作るのは、比較的やりやすいのではないかと想像しますが。一方で、現在生活しているドイツでのご家庭では、キッチンに殆どものがない状態をよく目の当たりにしますので、出来ないことでもないのだろうと思います。色々物があること、ものをどんどん新しく購入していくこと、消費すること、には、少なくとも私の世代では随分ならされてしまっているよなと、思います。

話がずれますが、私は有元葉子さんのファンとかではないので、全てのご著書を拝見しているわけではないのですが、この「使いきる」というまとめ方は、流行の断捨離やミニマリストの流行にのったつくりなのでしょうか。それとももともとのスタイルが、昨今の流れにマッチするがゆえに産まれた企画なのでしょうか。ご著書の中では、断捨離の考えとはまた少し違う、と書いてありましたが、やはり多かれ少なかれ似たものを感じます。色々ミニマリストの方や、いわゆる断捨離の本やブログを読むのも大好きなので、いつか、本当に必要なものだけに囲まれる生活をしたいと思っているので、私個人では、良いと思えた本でした。

UDO LINDENBERG SAP Arena Mannheim Germany

 コンサートに行きました。71歳のドイツのロック歌手。東ドイツで初めてコンサートをした人。歴史を負っているからか、ドイツではとても人気がある、というか伝説の歌手。

 とにかく、サービス精神旺盛なコンサートでした。お客さんを喜ばせたいという気持ちが嫌というほど伝わるので、アメリカのポップシンガーのような大仕掛けがなくても、盛り上がりました。(いやいや、仕掛けも結構あったのだけれども。)

 さすがに高齢で、パフォーマンスに限界がありましたが、その存在感は抜群で、若い歌手を交えて大きな楽団的にコンサートを構成して隙のない、でもとても人間的なコンサートで幸せな気分になりました。政治的、というか昨今の世情に苦言を申しても、過去の実績があるので、まあ納得という感じかな。
 一緒に歌った、若い人の歌唱力はすごくって盛り上がるけれど、やはり、本人が歌うと観客の雰囲気がまた全く変わる。何よりも、一緒に盛り上げている歌手や音楽家達は、皆ウドを尊敬しているんだなということが伝わり、とても良かった。

 客層は、過去出むいたコンサートのどれよりも高齢でしたが、子供の姿や家族連れもあり、なんだか昔を思い出して盛り上がっているのではないかという人も沢山いる。時の流れを感じるコンサートでした。ちょっとある意味物悲しくなってしまったりして、、、。

RABAUKEN & TROMPETEN Reise in der Zeit ALTE OPER FRANKFURT

 フランクフルトの子供向けのコンサート。チケット発売後即完売という人気イベント。
 実は、もっとがんがん音楽が聴けるかなと期待したいたので、お話を交えたスローなペースの展開に、チケットを取った労力と引き換えとしてはまあまあかなと思ったのですが、3回見た中では、今回が一番面白く感じました。まだ幼児を対象としたコンサートなので、仕方がないのかな。と、色々もやもや考えた次第。子供のコンサートだからといって、子供のレベルに音楽を落とさなくてもいいのではないかと思うのですが、どうなのだろうか。まじかで、動いたり、多少声を出しても大丈夫な環境で親子で安心して音楽を聴く、というスタンスのコンサートにも行きたいな、と少し思った次第でした。