RABAUKEN & TROMPETEN Reise in der Zeit ALTE OPER FRANKFURT

 フランクフルトの子供向けのコンサート。チケット発売後即完売という人気イベント。
 実は、もっとがんがん音楽が聴けるかなと期待したいたので、お話を交えたスローなペースの展開に、チケットを取った労力と引き換えとしてはまあまあかなと思ったのですが、3回見た中では、今回が一番面白く感じました。まだ幼児を対象としたコンサートなので、仕方がないのかな。と、色々もやもや考えた次第。子供のコンサートだからといって、子供のレベルに音楽を落とさなくてもいいのではないかと思うのですが、どうなのだろうか。まじかで、動いたり、多少声を出しても大丈夫な環境で親子で安心して音楽を聴く、というスタンスのコンサートにも行きたいな、と少し思った次第でした。

Tschechischer Philharmonischer Chor & Philharmonie Brünn / Leoš Svárovský

 これは大当たり。
 80年ぶりにフランクフルトのオペラ座で初めて演奏されたCarma Buranaが、再演されたコンサート。素晴らしいの一言でした。
指揮者の方も始めて拝見したのですが、どんな音楽が作りたいのか、明確にわかり、それにオーケストラもコーラスもばっちりとついていって、音楽も素晴らしいですが、なんと表現すればよいのか、エンターテイメント性が高く、どんな人でも色々な角度から楽しめそうで、完成度の高いコンサートでした。曲の選択もやはり、観客に喜ばれそうなものを目玉のCarma Buranaに当ててきており、構成もまとまっており、拍手が本当に長く続きました。ラテン語や、古代ドイツ語の歌詞などのつく、この歌曲の成り立ちも個人的には、面白かった。クラッシックのコンサートで、心に偽りもなく良かった!と思ったのは久しぶりでした。

Tschechischer Philharmonischer Chor & Philharmonie Brünn
Leoš Svárovský

曲目
Alexander Borodin (1833-1887)
“Poloqwtywe Tänz” aus “Fürst Igor (12`)

Antonín Dvořák (1841-1904)
Slawische Tänze op. 46 und 72

Carl Orff (1895-1982)
Carmina Burana (65`)
Fortuna Imperatrix Mundi
Primo vere
Uf dem Anger
In taberna
Cour dàmours
Blaziflor et Helena
Fortuna Imperatrix Mundi