うつ消しごはん 藤川徳美 方丈社

ドイツに来てから、そして出産を経てから、軽い不調がなかなか治らないため、いつも色々な本を読んでいます。家族の食事に合わせて(ベジタリアン)たんぱく質が少ないのか、小麦粉が多いのか、気候があわないのか。

兎に角、子供達のために元気でいたいので、どんな種類の本も気になったら食わず嫌いをしないで読むようにしています。

もともと分子栄養学の本を最近は何冊か読んでみたのですが、こちらの先生が仰る、タンパク質、鉄分不足は非常に心当たりがある。(しかも鉄剤を受け付けないのタンパク質不足という事も、心当たりがある。)ので、一通り読んでみました。

矢張りどんなに先生がお書きになっていても、従来の考え方に影響を受けているので、大容量のビタミン剤を飲んだりするのは不安になったりしますが、タンパク質や鉄分をまず多めにとることは実践してみて、少し調子が良くなったと感じています。

栄養不足で、不調を訴えている人が多いとなったらこんなに悲しいことはないと思います。これからのこの分野の考え方の発展方向に注目してみようと思います。まあ楽しく皆だで食べるのも大切ですよね。

 

ジョコビッチの生まれ変わる食事 ノバク・ジョコビッチ 三五館

有名な本ですが、読んでやはり衝撃を受けました。

昔は、著名人が本を書くと、商売かとうがった見方をして読むのを避けたりしていた時期もあったのですが、一流の人が書く本には、どこかに学ぶことがあると思い、最近はなんでも少しでも興味があったら読むようにしています。

本を見ると、付箋がいっぱい貼ってあります。この話は第1章のジョコビッチ選手の生い立ちを読んでいる時点で、なんだか感銘を受けてしまって、本書の重みがぐっと増えました。

ですので、その後の栄養関連の話は何だか丸のみで受け止めてしまった感もあります。でも世界1位ですよ!一度は真面目に受けとってもいいのではないかと、自分の中の批判精神はしまい込んでしまいました。

実は欧州に住むようになってから小麦粉食品には食傷気味。パンや、パスタ、ピザ、お菓子もケーキやクッキー等、もともと得意な方ではないので、食事は本当に苦痛な時もあります。(クリスマス等、代々続くレシピのケーキ等断りづらいシチュエーションが続きます。)

同時に、体調不良も感じていたので、ジョコビッチ選手の小麦遅延アレルギーの話には本当に衝撃を受けました。完全なるアレルギーではないかもしれませんが、何かしらの影響はあるかもしれないと、色々食材を真剣に見直し始めたのは、この本がきっかけかもしれません。

ドイツでは意外にベジタリアンの人が多いのですが、食材のチョイスが少ないという事もあるからかもしれません。(皆さん極端い変わる。)食事の話をするときは、バリエーションの多い日本の食生活が本当に懐かしくなります。

そうはいってもいつも日本に帰るわけにもいかないので、どうにかこうにかドイツにある食材で工夫を凝らしながら自分の料理の腕を上げていくしか、美味しいものを食べるチャンスがありません。糖分摂取の機会も多く、気を付けなければいけないことは沢山あります。

改めて食生活は豊かに楽しく、自分の身体の反応もよく見ながら賢明に、(そして料理の腕をあげて)いきたいなと思いました。