ジョコビッチの生まれ変わる食事 ノバク・ジョコビッチ 三五館

有名な本ですが、読んでやはり衝撃を受けました。

昔は、著名人が本を書くと、商売かとうがった見方をして読むのを避けたりしていた時期もあったのですが、一流の人が書く本には、どこかに学ぶことがあると思い、最近はなんでも少しでも興味があったら読むようにしています。

本を見ると、付箋がいっぱい貼ってあります。この話は第1章のジョコビッチ選手の生い立ちを読んでいる時点で、なんだか感銘を受けてしまって、本書の重みがぐっと増えました。

ですので、その後の栄養関連の話は何だか丸のみで受け止めてしまった感もあります。でも世界1位ですよ!一度は真面目に受けとってもいいのではないかと、自分の中の批判精神はしまい込んでしまいました。

実は欧州に住むようになってから小麦粉食品には食傷気味。パンや、パスタ、ピザ、お菓子もケーキやクッキー等、もともと得意な方ではないので、食事は本当に苦痛な時もあります。(クリスマス等、代々続くレシピのケーキ等断りづらいシチュエーションが続きます。)

同時に、体調不良も感じていたので、ジョコビッチ選手の小麦遅延アレルギーの話には本当に衝撃を受けました。完全なるアレルギーではないかもしれませんが、何かしらの影響はあるかもしれないと、色々食材を真剣に見直し始めたのは、この本がきっかけかもしれません。

ドイツでは意外にベジタリアンの人が多いのですが、食材のチョイスが少ないという事もあるからかもしれません。(皆さん極端い変わる。)食事の話をするときは、バリエーションの多い日本の食生活が本当に懐かしくなります。

そうはいってもいつも日本に帰るわけにもいかないので、どうにかこうにかドイツにある食材で工夫を凝らしながら自分の料理の腕を上げていくしか、美味しいものを食べるチャンスがありません。糖分摂取の機会も多く、気を付けなければいけないことは沢山あります。

改めて食生活は豊かに楽しく、自分の身体の反応もよく見ながら賢明に、(そして料理の腕をあげて)いきたいなと思いました。